ケンチクとそのシュウヘン

日々常にケンチクの廻りをグルグルしている気がします。ケンチクのことをグルグルと考えこんだりもします。名古屋(愛知)をベースとして、建築について雑記しています。

ナンザンダイガク


「順応性、可動性、多様な用途への対応は、近代建築のもっとも重要な要
 素の一部である。そして私は、これら全ての要素が、静穏で落ち着いた雰
 囲気、生活、そして喜びを生み出す力をもっているのだとゆうことを付け
 加えておきたい。」

(アントニン・レーモンド)

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1964年の日本建築学会賞、アントニン・レーモンド設計の南山大学を見学してきました。この建物は現在、DOCOMOMO100選にも選ばれているようです。

レーモンドといえば、「師匠ライトの濃い影響」とか「日本におけるモダニズム建築の先駆者」とか「打ち放しコンクリートの先駆者」のイメージを強く感じます。そんなことも考えながら、43年前に竣工した建物を見に行ってきました。

南山大学は広大な敷地に建つ大学で、当初はRCによる8棟の建物から構成されていたそうです。緑、自然と建物がうまく調和していて、RCとオレンジの壁面が非常に印象的でした。
現在は、当初のものと同じ感じで何棟か増築されていて、竣工当時(昭和39年)のものか増築されたものか分かりにくくなっています。

周りを緑に囲まれた本当にいい環境で、ここに通いたかったなと思える、学生が羨ましい非常にいい大学のひとつです。

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そして南山大学のすぐ近くに建つ、神言神学院という修道院も一緒に見てきました。南山大学の総合計画が終わったすぐあとに計画されたようです。中央の円筒状の鐘楼と5つの扇形?で構成された礼拝堂のカタチが印象的でした。そして、その礼拝堂と中庭を囲むようにロ型に矩形の建物が配され、そちらにはRC打ち放しとオレンジの壁という、南山大学と同じ意匠が採用されていました。

計画的にも、敷地の高低差(けっこうある)をうまく活かした計画がされていて、屋上から礼拝堂にアプローチできるなど、面白いなと感じました。

礼拝堂の内部も、RC打ち放しが採用されていて、力強く、神聖な印象を受けました。薄暗い内部空間に赤や緑のステンドの光が入ってくる様に、コルビジェのロンシャン教会の内部空間に通じるものを感じました。
  1. 2007/05/02(水) 20:56:13|
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